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ボクシング スポーツ写真を撮るのが楽しいと思える部分に、なかなか思い通りにならないというのがある。例えばボクシングがそう。ボクシングを撮る時は、事前に協会に申し込みをして、空きがあればリングサイドから撮ることもできる。リングサイドは最初に与えられたポジションから動くことはできない。リングサイドがいっぱいだった時などは、客席から撮ることになる。客席から撮る場合は、開場前に場所取りをしなければならない。どっちがいいかは、コレといってないが、近ければより迫力のある写真が撮れるだろうし、いいアングルで決めてくれれば、歴史に残るような写真も撮ることは可能だが、さっきも言ったようにポジション移動はできないので、運に左右されることもある。逆に俯瞰(ふかん:上から見下ろす感じのこと)ぎみに客席から狙う方が、多少は運もあるが、決定的チャンスを捕らえやすい。写真を撮るポジションも楽だし、リングサイドだとテレビに映ったりもするかもしれないので、ボケーっとしてられないしね。試合中は常に集中しているから、かなり精神的に疲労するし。 経費に余裕があれば、1ラウンドにつきフィルムを1本使う感じで撮れるが、それほど余裕の無い媒体だったりすると、1試合につき5本とか、とんでもない注文をされることもある。1ラウンドでKOするかもしれないし、最終ラウンドまでいって判定になるかもしれないのに。しかもそういう場合はラウンドの途中で、フィルムを使い切ってしまうこともあり、フィルム交換中にKOが決まったりしたら目も当てられない。できれば余裕のある媒体が望ましいかな。 当るパンチを見極めるのも難しい。っていうか、モーションのないパンチじゃないと、当らないとも言える。百戦錬磨の経験者でも見切れないパンチが当るのだから、それを素人が見えるわけもなく、いわゆる決定的瞬間を捕らえるのは至難の業なのだ。そのうえもし捕らえていたとしても、前にいったポジショニングの問題もあるので、いい角度で最高の瞬間を捕らえるのは本当に難しいことなのだ。 |