なぜ?

 

 日本のフラットのレベルが高いのか? 答えは簡単、環境差によるハンディがないからだ。日本にもパークは増えてきているけれど、パーク先進国アメリカには遠く及ばない。アメリカには非営利団体であるYMCAやパブリックのコンクリートパークなどがたくさんあって、ママがパークに子供を送り迎えしている光景をよく見る。もう生活の中にスケートパークというものが普通に溶け込んでいる感じだ。そしてそのパークが面白い、もう何十年も前からパークを作り続けているノウハウが活かされて、パークビルダーとして生活ができるほど、職業としても成り立っている。確かにアメリカにも面白くないパークもあるが、ユーザーが多いので、ウマく住み分けがされている感じだ。面白くないパーク→初心者向き→子供向きということで、子供が集まる。有料のパークはお金を払っても滑りに来てくれるように、面白い、そこにしかないセクションを造って集客をしている。子供はレベルの高いライダーを見て育つ、難しいことが当たり前の環境で育てば、それは難しいことではなく、普通のことなのだ。そしてもう1つ徹底されていることは、子供は3Bスポーツの中でも1番簡単なインラインスケートから始めて、他の競技にステップアップしていくようだ。だからあまりアメリカのパークで大人のインラインスケーターを見ることは少ないように感じる。というか1人も見たことが無い。確かに日本でもパークが増えてきているが、まだまだ怪我をしないような造りが優先されて、イマイチなところが多いような気がする。あとは、造る方の問題かな、個々のセクションはキレイにいいサイズで造られていても、それを使うラインが考えられていないケースもよくあることだ。アメリカに行ってセクションのサイズを測って、同じサイズで造っても適当に並べただけではダメということ。初心者用にしたいなら、ミニミニランプを造ればいいのに、アメリカのパークには子供を意識したセクションがいくつもある。その代表が様々なサイズのミニミニランプだ。浅いランプでリップの動きをできるようになってから、深いものにレベルアップしていくのが普通のようだ。これと同じことがフラットのシーンでも言える。ちょっと昔だったらとても難しい技だったものが、今となっては普通の技になっていて、初心者はそれを見て育つ時代になっている。だから日本のフラットのレベルはこれからも高い水準で進歩していくことだろう。

 

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