-Games出場ライダーインタビュー

 

Ryoji “Yanmar” Yamamoto

 

―X-Games出場おめでとう。
Y
 ありがとうございます。
―X-Games
出場までの道のりを聞かせてよ。
Y
 出場したいと決めてから2年の歳月がかかった。去年はX-Games出場を争うBSコンテストシリーズ(世界最高峰のBMXフリースタイルコンテストシリーズ)のプロ資格を手にするため、野球でいうマイナーリーグのようなコンテストシリーズ、CFBコンテストのアマチュアクラスで戦った。日本でプロでやっているのに、アメリカではアマチュアで戦うなんて、という意識もあった。でもアマチュアクラスだろうとプロクラスだろうと、

Ryoji Yamamotoを見せる場に変わりはないのだと気付いて、CFBに参戦を決めた。そこでエキスパートチャンピオンになって、今年はメジャーであるBSコンテストを転戦したけれども、途中で何回もの挫折があった。今年に入ってすぐに、手首の腱鞘炎に悩まされ、ロクに練習も出来ずに苦んだ。ライディングで生計を立てている僕は、生活するのにも精一杯で、落ち込んだ気持ちのまま望んだBS1戦では19位、第2戦でも23位とボロボロの成績だった。この時期は「自分なんて世界から見たら、いないも同然の存在なのかな」とか、「BMXを始めてから、X-Gamesだけを目標にしてきたわけではないから、もう出れなくてもいい」とか次々にネガティブな考えが頭に浮かんできてしまって、ストレスはたまる一方だった。一人でどんどん落ち込んでいた。それで大会の合間に地元徳島に帰った時、周りと少し距離を置いて自分を見つめ直してみた。「僕は2年前にX-Gamesに出場するという目標を作り、その道を走っているんだ、もう止まることも振り返ることも出来ないんだ」だと心の中で唱え続けた。それからは気持ちを切り替えて、自分のできる限りのことを一生懸命やった。直後のBS3戦で、それは9位という結果に表れた。今までとは全く違ったいいライディングができた。そして迎えたBS最終戦。X-Games出場権が掛かった最後の大会で、普段なら最後なんだからとテンションも上がり何も考えずに技を出すんだけど、この時は「この今からの予選2分間が僕に残された最後のチャンスなんだ」と冷静になった。客観的にジャッジングをイメージし、それにあった技をチョイスできたことで、僕は予選を突破出来た。決勝では「10人中10位でもいい」という気持ちになれて、最高の精神状態でライディング出来たことが5位という成績につながった。結果、その最終戦の成績によりX-Gamesの出場枠を獲得することも出来た。
―X-Games
では上位に入れると思う?
 X-Games出場人数枠は20人で、簡単にいうと世界ランキング20位に入ったと言っても過言じゃないわけだけど、実際、僕より上手な人なんて幾らでもいる。でもX-Gamesは、自分自身を自分なりに表現したいと強い意志を持っている人たちが出場できる場だから、Ryoji Yamamotoというスタイルを、しっかり見せて、
伝えることができたら最高だね。だから順位なんかは考えないよ。
最後に一言
 今は夢を実現できたことが本当にうれしくて仕方がない。今まで僕を守ってきてくれた人、両親、家族、友達、Jykk Japan、ケンサン、コーシン、コスギサン、竹生、あと日本のコアなライダーのみんな、すごい感謝したい。ありがとう。それと僕はこれがゴールとは思っていない。やっと今までやろう、と思っていたことが
実行出来る、「スタート地点」に立てたと思っている。これから何が起きるか楽しみで仕方がない。これからもみんなを楽しませたいと思っているよ。
  2001
72日  山本 亮二   

Interview by Green-G

 

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